“真黒闇”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
まっくらやみ60.0%
まくらやみ20.0%
まつくらやみ20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
文治はそれと心付きまして、手燭てしょくを持って台所の戸を明けますと、表はみぞれまじりにふりしきる寒風に手燭は消えて真黒闇まっくらやみ
後の業平文治 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
今まではたまよりもあざやかなる夢をいだいていた。真黒闇まくらやみえた金剛石にわが眼を授け、わが身を与え、わが心を託して、その他なる右も左りも気にけるいとまもなかった。
虞美人草 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
卓子テーブルそばわづかすこしばかりあかるいだけで、ほか電灯でんとうひとけず、真黒闇まつくらやみのまゝで何処どこ何方どちらに行つていかさツぱりわからぬ。
検疫と荷物検査 (新字旧仮名) / 杉村楚人冠(著)