“真闇”のいろいろな読み方と例文
旧字:眞闇
読み方(ふりがな)割合
まっくら82.9%
まつくら7.3%
まやみ7.3%
まくら2.4%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“真闇”を含む作品のジャンル比率
芸術・美術 > 演劇 > 大衆演芸6.5%
文学 > 日本文学 > 小説 物語0.7%
文学 > 日本文学 > 詩歌0.6%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
夜、銀座などを歩いていると、賑やかに明るい店の直ぐ傍から、いきなり真闇まっくらなこわい横丁が見えることがあるでしょう。
ようか月の晩 (新字新仮名) / 宮本百合子(著)
彼れの真闇まっくらな頭の中の一段高い所ともおぼしいあたりに五十銭銀貨がまんまるく光って如何どうしても離れなかった。
カインの末裔 (新字新仮名) / 有島武郎(著)
と一緒にかさかさと慌てて逃げてゆく物音が、真闇まつくらに掻き消された亜鉛屋根から忍びがへしに飛び下り、忍びがへしから板塀の裏を転がるやうに辷り落ちるその迅さ、慌ただしさ……
桐の花 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
そして、森はまた元の真闇まつくらになりました。
馬鹿七 (新字旧仮名) / 沖野岩三郎(著)
さをのつまあけの五重のあららぎの今真闇まやみなり鷺のしき啼き
白南風 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
真闇まやみにはまぎらふ光あらなくにまなぶたさとしにほひのみして
黒檜 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
叔母のいいけるは昨夜夜ふけて二郎一束の手紙に油を注ぎ火を放ちて庭に投げいだしけるに、火は雨中に燃えていよいよ赤く、しばしは庭のすみずみを照らししばらくして次第に消えゆくをかれは静かにながめてありしが火消えて後もややしばらくは真闇まくらなる庭のおもをながめいたりとぞ。
おとずれ (新字新仮名) / 国木田独歩(著)