“電灯”のいろいろな読み方と例文
旧字:電燈
読み方割合
でんとう50.0%
あかり28.6%
でんき14.3%
スタンド7.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
卓子テーブルそばわづかすこしばかりあかるいだけで、ほか電灯でんとうひとけず、真黒闇まつくらやみのまゝで何処どこ何方どちらに行つていかさツぱりわからぬ。
検疫と荷物検査 (新字旧仮名) / 杉村楚人冠(著)
「アレはね……あの電灯あかりはね。何か事故が起った時に事務所の宿直がアンナことするのよ。大したことじゃないのよ、チットモ……」
女坑主 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
山の手寄りの駅の空では赤や緑の電灯でんきが深紫の闇の中に煌々と二列に綴られていた。何かまたほうほうと汽笛ふえのけはいもした。
フレップ・トリップ (新字新仮名) / 北原白秋(著)
重い瞼をやっと押し開けると、四方あたりは急に明るくなって、眼の前に、恐ろしく贅沢な電灯スタンドが立って居ります。