“汽笛”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
きてき77.3%
ふえ13.6%
サイレン2.3%
フエ2.3%
フネ2.3%
ボー2.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
やがて、ピューと汽笛きてきが鳴って、車がつく。待ち合せた連中はぞろぞろがちに乗り込む。赤シャツはいの一号に上等へ飛び込んだ。
坊っちゃん (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
「あぶねえあぶねえ。冗談じゃねえ。汽笛ふえを鳴らさねえもんだから反響がわからねえんだ。だからおかに近いのが知れなかったんだ」
難船小僧 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
子分らは鞄をあける 時も時 沖渡る船の汽笛サイレン
山果集 (旧字旧仮名) / 三好達治(著)
凍った汽笛フエを鳴らすのか……
春と修羅 第二集 (新字旧仮名) / 宮沢賢治(著)
汽笛フネとならんであるく早春の白波
其中日記:05 (五) (新字旧仮名) / 種田山頭火(著)
汽笛ボーの白い蒸気が
横顔 (新字新仮名) / 上田進(著)