“汽車賃”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
きしゃちん75.0%
きしやちん25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
あるみせからかれは、あしくままに、停車場ていしゃばしてやってきました。けれども、もとより汽車賃きしゃちんがなかったので、どうすることもできません。
海へ (新字新仮名) / 小川未明(著)
こちらからツールーズへは行かれないからね。わたしは汽車賃きしゃちんを送ってあげて、なぜこちらから汽車に乗って行かれないか、そのわけをよく書いてあげましょう。
肝心かんじんこと言忘いひわすれた。——木戸錢きどせんはおろか、遠方ゑんぱうから故々わざ/\汽車賃きしやちんして、おはこびにつて、これを御覽ごらんなさらうとする道徳家だうとくか信心者しんじんしやがあれば、さへぎつておまをす。
雨ふり (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)