“信心者”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しんじんもの60.0%
しんじんしや20.0%
しん/″\しゃ20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
達者な者は早朝から江戸を出て草履ぞうり草鞋わらじばきで日帰りの短い旅をする。それやこれやで、汽車や電車の便利のない時代にも、大師もうでの七、八分は江戸の信心者しんじんものであった。
(新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
肝心かんじんこと言忘いひわすれた。——木戸錢きどせんはおろか、遠方ゑんぱうから故々わざ/\汽車賃きしやちんして、おはこびにつて、これを御覽ごらんなさらうとする道徳家だうとくか信心者しんじんしやがあれば、さへぎつておまをす。
雨ふり (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
それとちがいお宅のおうちさんぐらいの温和おとなしい方を私は未だ見た事がありません、第一信心者しん/″\しゃでげす
霧陰伊香保湯煙 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)