“サイレン”のいろいろな漢字の書き方と例文
ひらがな:さいれん
語句割合
警笛56.3%
妖魚12.5%
号笛6.3%
汽笛6.3%
海の魔女6.3%
警鈴6.3%
風笛6.3%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ヲアケハナテ≪無意味ナル警笛サイレンヨ≫
逸見猶吉詩集 (新字旧仮名) / 逸見猶吉(著)
……もしかしたら歌原未亡人の容態が変ったのかも知れない……と思ううちに、どこか遠くからケタタマしく自動車の警笛サイレンが聞えて、素晴らしい速度スピードでグングンこっちへ近付いて来た。
一足お先に (新字新仮名) / 夢野久作(著)
やがて夕顔の花のようなカンテラの灯が、薄い光で地を這って行くと、けたたましい警笛サイレンの音だ。
新版 放浪記 (新字新仮名) / 林芙美子(著)
信一郎はそれを船人の命を奪う妖魚サイレンの声として、そのまゝ聞き流して、戸外へ飛び出そうと思った。
真珠夫人 (新字新仮名) / 菊池寛(著)
子分らは鞄をあける 時も時 沖渡る船の汽笛サイレン
山果集 (旧字旧仮名) / 三好達治(著)
その騒音はあたりにいっぱいで、それを貫いて海の魔女サイレンのような変化のない高い調子が響くのが聞えた。
審判 (新字新仮名) / フランツ・カフカ(著)
救急車の警鈴サイレンが鳴り、間もなく鐵格子に掴まつてゐた人々はその場から去りはじめた。
末野女 (旧字旧仮名) / 室生犀星(著)
風笛サイレンのやうに凄じい音もたてかねまじき勢ひで程好い重味を持つた振子は、鮮かに地をかすめたかと見ると、忽ちまりのやうに中空に浮びあがつた。
海棠の家 (新字旧仮名) / 牧野信一(著)