“電燈”のいろいろな読み方と例文
新字:電灯
読み方割合
でんとう79.5%
でんき15.7%
あかり2.4%
エレクトリックライト1.2%
ライト1.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
このやみなかに、ただ一つきているもののごとくおもわれたものがあります。それは、半丁はんちょうおきごとにともされている電燈でんとうでありました。
チョット電燈でんきを消すから、その窓から向家むこうの屋根をのぞいて御覧なさい……ホラ、あんなに雪がまだらになって凍り付いているでしょ。
支那米の袋 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
そうして轟く胸を押ししずめながら廊下伝いに土間に持ち出して音を立てぬように塵を払うて参りまして、この電燈あかりの下に毛氈もうせんを敷いて、その切嵌きりはめの処から御像の首を抜いて見ますと
ドグラ・マグラ (新字新仮名) / 夢野久作(著)
ロンドンのいろんな新聞に出ている貸室の広告には、いつも電燈エレクトリックライトと特別に説明がついていた。
道標 (新字新仮名) / 宮本百合子(著)
そこの壁にとりつけた電燈ライトだけを、ポッと灯して、大きいライチング・デスクの前に立つと、乱暴に電気スタンドの鎖を引いてから、まず真中の抽出ひきだしを、タップリと開けた。
貞操問答 (新字新仮名) / 菊池寛(著)