“懐中電燈”の読み方と例文
新字:懐中電灯
読み方割合
かいちゅうでんとう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
帰りはドウセ夜に入ると云うので、余はポッケットに懐中電燈かいちゅうでんとうを入れ、案内者は夜食の握飯にぎりめし提灯ちょうちんを提げて居る。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
こんなとき、万年筆型の懐中電燈かいちゅうでんとうでもあったらと思うのですが、それも持っていませんでした。
少年探偵団 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
いよいよ一週間の後には出発するという九月のあるよい、真佐子は懐中電燈かいちゅうでんとうを照らしながら崖の道を下りて、復一に父の鼎造から預った旅費と真佐子自身の餞別せんべつを届けに来た。
金魚撩乱 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)