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『急行十三時間』
ふりがな文庫
『
急行十三時間
(
きゅうこうじゅうさんじかん
)
』
箱根山にかかると、車内も大分落着いて来た。午後十時半だ。只、私の前に席を占めた異様な二人、一人は五十位の色の黒い頬骨の出た、眼のギロリとした一癖ありそうな男、一人はもう七十近いかと思われる白髪の老翁だが、その二人が抑も出発の始めからのボソボ …
著者
甲賀三郎
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
初出
「新青年」1926(大正15)年10月
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約24分(500文字/分)
朗読目安時間
約40分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
親父
(
ちちおや
)
生
(
うま
)
初
(
はじま
)
好
(
え
)
明
(
あきらか
)
覚
(
さま
)
小
(
ちいさ
)
予
(
か
)
何
(
な
)
構
(
かめ
)
暗闇
(
まっくら
)
細
(
ほっそ
)
爺
(
おやじ
)
以
(
も
)
痩
(
こ
)
杜絶
(
とぎ
)
窓外
(
そと
)
誘
(
おび
)
大
(
だい
)
明
(
あきら
)
宜
(
い
)
覗
(
ねら
)
故
(
せい
)
後
(
うしろ
)
或
(
あるい
)
仰
(
あお
)
浮
(
うか
)
申添
(
もうしそ
)
騙
(
かた
)
使
(
つかい
)
俺
(
わし
)
偽
(
にせ
)
沙汰
(
ざた
)
全
(
まる
)
遣
(
つか
)
連
(
つれ
)
果
(
はた
)
未
(
ま
)
朧
(
おぼ
)
誑
(
たぶらか
)
立籠
(
たちこ
)
詫
(
わび
)
夏休
(
なつやすみ
)
言伝
(
ことづ
)
定
(
きま
)
宛
(
ずつ
)
旧
(
ふる
)
見別
(
みわ
)
術
(
て
)
散
(
ちら
)
巧
(
たくみ
)
微笑
(
ほほえみ
)
徴
(
ちょう
)
落胆
(
らくたん
)
終
(
しま
)
掴
(
つかま
)
態
(
わざ
)
憎
(
に
)
耐
(
たま
)
指頭
(
しとう
)
或
(
あ
)
抑
(
そもそ
)
蒼
(
あお
)
狡猾
(
こうかつ
)
独言
(
ひとりごと
)
狼狽
(
ろうばい
)
生命
(
いのち
)
生憎
(
あいにく
)
畔
(
ほとり
)
白髯
(
はくぜん
)
盛
(
さかん
)
直
(
す
)
看破
(
みやぶ
)
真物
(
ほんもの
)
睨
(
にら
)
瞑
(
つぶ
)
矢張
(
やは
)
確
(
たしか
)
突飛
(
とっぴ
)
筈
(
はず
)
紙幣
(
さつ
)
罵
(
ののし
)
美味
(
うま
)
老獪
(
ろうかい
)
老翁
(
ろうおう
)
靄
(
もや
)
身体
(
からだ
)
轟然
(
ごうぜん
)
辿
(
たど
)
迂廻
(
うかい
)
迂闊
(
うかつ
)
近江
(
おうみ
)
這入
(
はい
)
速
(
すみやか
)
遮
(
さえぎ
)
鑵
(
かん
)
関
(
かま
)
鳥渡
(
ちょっと
)
鬘
(
かつら
)
鯛飯
(
たいめし
)