“鑵”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かん78.8%
くわん12.1%
かま9.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
彼は軟かい食パンとバタとハムのかんを買った。それから果物屋で真赤に熟した林檎りんごを買った。彼は喉をグビグビ云わせながら家へ帰った。
罠に掛った人 (新字新仮名) / 甲賀三郎(著)
牛乳とか玉子とか草花の束ねたのとかを停車場ステエシヨンごとに女が売りに来る。私の机の上にも古いくわんに水を入れて差された鈴蘭の花があつた。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)
途方もなく大きな銅製の炉が、湯沸かし用の円筒形のかまや、そのほか銅管だの活栓カランだのの一切の装置をそなえて、窓と反対側の一隅いちぐうを占めていた。