“活栓”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かっせん60.0%
カラン20.0%
コック20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
全身をめぐって来た大静脈の血液を喞筒ポンプの中へ受取り、これを活栓かっせんによって大動脈に送り出すという極めて簡単な原理で人工心臓が出来上ります。
人工心臓 (新字新仮名) / 小酒井不木(著)
途方もなく大きな銅製の炉が、湯沸かし用の円筒形のかまや、そのほか銅管だの活栓カランだのの一切の装置をそなえて、窓と反対側の一隅いちぐうを占めていた。
中には活栓コックで細めた瓦斯がすの火が明るくなったり暗くなったりしている。片隅の方に給仕の少年が坐って居眠りをしていたが、慌ただしく立って、火を明るくして、客の外套がいとうを脱ぐ手伝いをした。
みれん (新字新仮名) / アルツール・シュニッツレル(著)