“活物”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
いきもの93.8%
いきたるもの6.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それが好意となると、相手の所作しょさが一挙一動ことごとく自分を目的にして働いてくるので、活物いきものの自分にその一挙一動がことごとくこたえる。
思い出す事など (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
活物いきものにこの字をかぶらせたもので誰でも思い起すのは「蓑虫」である。蓑を着た如き様からかく呼んだのはいうまでもない。
蓑のこと (新字新仮名) / 柳宗悦(著)
雪は活物いきたるものにあらざれどもへんずるところ活動はたらきの気あるゆゑに、六出りくしゆつしたるかたち陰中いんちゆう或はやうかたど円形まろきかたちしたるもあり。水は極陰ごくいんの物なれども一滴ひとしづくおとす時はかならず円形ゑんけいをなす。