“いきもの”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:イキモノ
語句割合
生物80.2%
活物12.9%
動物4.3%
存在0.9%
生者0.9%
生食物0.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
こうして、此方、諏訪明神の、境内もいよいよ寂しくなり、嵐をんだ杉の梢が物凄く颷々と鳴るばかり、他には生物の声さえない。
蔦葛木曽棧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
活物にこの字をらせたもので誰でも思い起すのは「蓑虫」である。蓑を着た如き様からかく呼んだのはいうまでもない。
蓑のこと (新字新仮名) / 柳宗悦(著)
とたんに左右から二つの岩が轟然と憤怒の叫びを上げ、動物のように衝突って来たが、わずかに舟尾に触れたばかりで舟も人も無事であった。
これまでの安逸な、墮落した、老い朽ちた俺をいとしむ代りに、——俺はあの清らかな美しい存在を己れの生き甲斐として、愛しはぐくむはずだったのだ。
日本にもこの頃では大急ぎで山登りや名所りに走りまはつてる人も少くないが、まあ緩くりついてやるさ、相手は生者ではなし、逃げ隠れもしないのだから。
生き肌断ち、生食物断ち、塩断ち、火断ちして長い月日を、この大峰の大岩石層で、難行苦行した桂子であった。一旦失った超自然力が、復活って来ない筈はなかった。
あさひの鎧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)