“生者”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しょうじゃ40.0%
しやうじや20.0%
いきもの20.0%
いけるもの20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
仏氏ぶっしのいわゆる生者しょうじゃ必滅ひつめつの道理、今更おどろくは愚痴に似たれど、夜雨やう孤灯ことうもと、飜って半生幾多いくたの不幸を数え来れば、おのずから心細くうら寂しく、世にたよりなく思わるる折もありき。
父の墓 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
神の聖心みこゝろやはらぐ日までわれ此罪のためにこゝにこの重荷を負ひ、生者しやうじやの間に爲さざりしことを死者の間になさざるべからず。 七〇—七二
神曲:02 浄火 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
日本にもこの頃では大急ぎで山登りや名所めぐりに走りまはつてる人も少くないが、まあ緩くりおちついてやるさ、相手は生者いきものではなし、逃げ隠れもしないのだから。
生者いけるものつひにもぬるものにあれば今世このよなるたぬしくをあらな (同・三四九)
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)