“空鑵”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
あきかん60.0%
あきくわん20.0%
くうくわん20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「……それから、二股ふたまた道のかどの木の枝に、石を入れた空鑵あきかんをつるして、風が吹くとカラカラ鳴るようにして置いてくだすった」
キャラコさん:03 蘆と木笛 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
其處には干物や福神漬や葡萄酒の空鑵あきくわんなどがごた/\と置かれてあつた。
母と子 (旧字旧仮名) / 正宗白鳥(著)
「欲しけりやアやるよ、僕が樺太へ行つちまやア。」實際、義雄はその金を空鑵くうくわん材料に換へ、それを持つてあつちへ行かなければならないのだ。