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『母と子』
ふりがな文庫
『
母と子
(
ははとこ
)
』
封筒の中には長いお札が疊み込まれてあつた。それには××八幡宮玉串と大きな文字が刷られて、その傍に「辰の歳の男疳性平癒」と書いてあつた。 何事を云つて來たのかと、案じながら手紙を開いたおたねは、お札を見るとくす/\獨り笑ひをした。お札の外に御 …
著者
正宗白鳥
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
初出
「早稲田文学 第百二十八号」東京堂書店、1916(大正5)年7月1日
文字種別
旧字旧仮名
読書目安時間
約10分(500文字/分)
朗読目安時間
約16分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
些
(
ちよ
)
勝
(
ま
)
關
(
かかは
)
母
(
つか
)
姑
(
しうと
)
肉親
(
みうち
)
承
(
うけたまは
)
癒
(
なほ
)
衷心
(
ちゆうしん
)
竊
(
ひそ
)
室
(
ま
)
眞
(
ま
)
辣薤
(
らつきよう
)
悦
(
うれ
)
頂點
(
てつぺん
)
些
(
ちつ
)
柔
(
やさ
)
葉
(
ぱ
)
菜
(
な
)
茹
(
ゆだ
)
鹽鱒
(
しほます
)
空鑵
(
あきくわん
)
禿
(
はげ
)
疳性
(
かんしやう
)
先日
(
こなひだ
)
故郷
(
くに
)
容色
(
きりやう
)
却
(
かへ
)
屹度
(
きつと
)
可笑
(
をか
)
婿
(
むこ
)
子息
(
むすこ
)
國
(
くに
)
噤
(
つぐ
)
呟
(
つぶや
)
訝
(
いぶか
)
認
(
したた
)
貼
(
は
)
身體
(
からだ
)
口
(
くち
)
酷
(
ひど
)
入
(
い
)
首垂
(
うなだ
)
馳
(
は
)
箸
(
はし
)
實家
(
さと
)
皺
(
しわ
)
白髮
(
しらが
)
御飯
(
ごはん
)
戲談
(
じようだん
)
生米
(
なまごめ
)
焦
(
じ
)
炬燵
(
こたつ
)
炒粉
(
いりこ
)
浸物
(
したし
)
手頼
(
たよ
)
母
(
かあ
)
此家
(
ここ
)
擽
(
くすぐ
)
旨
(
うま
)