“あきくわん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
空缶33.3%
空罐33.3%
空鑵33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
頭のなかは空缶あきくわんのやうにからつぽだつたから、演説は一言一句その儘に入つて往つたが、几帳面な汽車の時間表は、首相の演説にも少しも容捨ようしやはしなかつた。
タフト氏はぶつ/\ぼやきながら、動物園の獣のやうに大きな顔を列車の窓から出して、其辺そこらを見まはしたが、ビスケツトの空缶あきくわんのやうなつぽけな停車場ていしやぢやうには
入江のなかは、グリン色の澄みとほつた水で、海底の岩や藻や、空罐あきくわんの光りまで判然はつきりと見えた。
浮雲 (新字旧仮名) / 林芙美子(著)
其處には干物や福神漬や葡萄酒の空鑵あきくわんなどがごた/\と置かれてあつた。
母と子 (旧字旧仮名) / 正宗白鳥(著)