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空鑵
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あきかん
ふりがな文庫
“
空鑵
(
あきかん
)” の例文
「……それから、
二股
(
ふたまた
)
道のかどの木の枝に、石を入れた
空鑵
(
あきかん
)
をつるして、風が吹くとカラカラ鳴るようにして置いてくだすった」
キャラコさん:03 蘆と木笛
(新字新仮名)
/
久生十蘭
(著)
手には
空鑵
(
あきかん
)
をさげて、黒い土をほじくっていた。みみずは百
匁
(
もんめ
)
掘れば、いくらになるとか、またどこかで聞いて来たのだろう。
魚の序文
(新字新仮名)
/
林芙美子
(著)
夫婦して
莚
(
むしろ
)
を畑にひろげ、枝豆や
苺
(
いちご
)
や果樹に群がるカナブンを其上に
振
(
ふる
)
い落して、石油の
空鑵
(
あきかん
)
にぶちあけ、五時から八時過ぎまでかゝって、カナブンの約五升を
擒
(
とりこ
)
にし、熱湯を
浴
(
あび
)
せて殺した。
みみずのたはこと
(新字新仮名)
/
徳冨健次郎
、
徳冨蘆花
(著)
空
常用漢字
小1
部首:⽳
8画
鑵
漢検1級
部首:⾦
25画
“空”で始まる語句
空
空地
空虚
空想
空洞
空腹
空家
空気
空嘯
空手