“撞木”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しゅもく76.7%
しゆもく20.0%
とまりぎ3.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
時折、どこやらで、ぽと、ぽと——と大地を撞木しゅもくで叩くような音がした。その軽い響きだけがわずかにここの沈黙を救っていた。
新書太閤記:07 第七分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
客があると叩くやうに、でつかい撞木しゆもくをその板の上の釘に掛けてある、それを誰か二つ三つ氣ぜはしく叩くんだ。
チャリネの軽業師かるわざしは、十歳に足らぬ幼児に、三丈も高い空中で、鳥の様に撞木とまりぎから撞木へ渡る術を教え込むことが出来るではありませんか。
孤島の鬼 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)