“撞木杖”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しゅもくづえ78.6%
しゆもくつゑ7.1%
しゆもくづゑ7.1%
クラツチ7.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
もとは撞木杖しゅもくづえを突いて歩いていたんだが、この槍を貰ってから、撞木杖をよしてこれを突いて調子を取って歩くと、並みの人よりは早く歩けるくれえだ
大菩薩峠:07 東海道の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
最近米国に、ある鉄道事故から右脚をいためた男があつた。撞木杖しゆもくつゑをついて町へ出ると、ばつたり友達の一人に出会つた。
これは土耳其トルコ昔譚むかしばなしにある話だが、寺内総督が政権譲渡ゆづりわたしで大隈侯の撞木杖クラツチ周囲まはりをうろ/\したのなぞは、すつかりこれに似てゐる。土耳其人だつて馬鹿には出来ない。