“昔譚”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
むかしばなし75.0%
むかしものがたり25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
露西亜の昔譚むかしばなしに、ある農夫ムジクが死にかゝつた時、火酒ウオツカを一壜と蝋燭を五丁棺のなかへ入れて呉れと遺言したのがある。理由わけを聞くと
その後故あって廃業して仕舞い一場いちじょう昔譚むかしばなしを今日に残したその妻も今はく亡き人の数に入った。
清冽せいれつきくするに堪えたる涙泉の前に立って、我輩は巻煙草をくゆらしながら得意にエジェリヤの昔譚むかしものがたりを同行の諸氏に語りつつ、時の移るを忘るるほどであったが、いざ帰ろうという時になって
法窓夜話:02 法窓夜話 (新字新仮名) / 穂積陳重(著)