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昔譚
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むかしばなし
ふりがな文庫
“
昔譚
(
むかしばなし
)” の例文
露西亜の
昔譚
(
むかしばなし
)
に、ある
農夫
(
ムジク
)
が死にかゝつた時、
火酒
(
ウオツカ
)
を一壜と蝋燭を五丁棺のなかへ入れて呉れと遺言したのがある。
理由
(
わけ
)
を聞くと
茶話:03 大正六(一九一七)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
その後故あって廃業して仕舞い
一場
(
いちじょう
)
の
昔譚
(
むかしばなし
)
を今日に残したその妻も今は
疾
(
と
)
く亡き人の数に入った。
牧野富太郎自叙伝:02 第二部 混混録
(新字新仮名)
/
牧野富太郎
(著)
これは
土耳其
(
トルコ
)
の
昔譚
(
むかしばなし
)
にある話だが、寺内総督が政権
譲渡
(
ゆづりわたし
)
で大隈侯の
撞木杖
(
クラツチ
)
の
周囲
(
まはり
)
をうろ/\したのなぞは、すつかりこれに似てゐる。土耳其人だつて馬鹿には出来ない。
茶話:02 大正五(一九一六)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
昔
常用漢字
小3
部首:⽇
8画
譚
漢検1級
部首:⾔
19画
“昔”で始まる語句
昔
昔日
昔時
昔気質
昔馴染
昔噺
昔語
昔話
昔者
昔風