“むかしものがたり”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
昔物語50.0%
昔譚50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
原武太夫はらぶだゆうが宝暦末年の劇壇をののしり、享保の芸風を追慕してまざりし『となり疝気せんき』または手柄岡持てがらのおかもちが壮時の見聞けんぶんを手記したる『あと昔物語むかしものがたり』等をひもときて年々の評判記と合せ読み
江戸芸術論 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
清冽せいれつきくするに堪えたる涙泉の前に立って、我輩は巻煙草をくゆらしながら得意にエジェリヤの昔譚むかしものがたりを同行の諸氏に語りつつ、時の移るを忘るるほどであったが、いざ帰ろうという時になって
法窓夜話:02 法窓夜話 (新字新仮名) / 穂積陳重(著)