トップ
>
おにび
ふりがな文庫
“おにび”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句
割合
鬼火
56.0%
燐火
28.0%
陰火
8.0%
人魂
4.0%
燐
4.0%
▼ 他 2 件を表示
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
鬼火
(逆引き)
彼は
肚
(
はら
)
のなかで叫びながらあたりの闇を睨んでいるとき、藤助の提灯の火が
鬼火
(
おにび
)
のように又あらわれた。彼は片手に小さい手桶をさげている。
半七捕物帳:69 白蝶怪
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
おにび(鬼火)の例文をもっと
(14作品)
見る
燐火
(逆引き)
星の数ほど、はらはらと咲き乱れたが、森が暗く山が
薄鼠
(
うすねずみ
)
になって濡れたから、しきりなく梟の声につけても、その紫の
俤
(
おもかげ
)
が、
燐火
(
おにび
)
のようで
凄
(
すご
)
かった。
縁結び
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
おにび(燐火)の例文をもっと
(7作品)
見る
陰火
(逆引き)
底に青ずみ漂う血の海。上にさまよう
陰火
(
おにび
)
の焔は。罪も報いも無いまま死に行く。精神病者の無念の思いじゃ。聞いて聞こえぬ怨みの数々。聞いた心がクドキの文句じゃ。念仏代りの
阿呆陀羅経
(
あほだらきょう
)
だよ。
ドグラ・マグラ
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
おにび(陰火)の例文をもっと
(2作品)
見る
▼ すべて表示
人魂
(逆引き)
幻
(
まぼろし
)
のやうな
蒸暑
(
むしあつ
)
い
庭
(
には
)
に、
恰
(
あたか
)
も
曠野
(
あれの
)
の
如
(
ごと
)
く
瞰下
(
みおろ
)
されて、やがて
消
(
き
)
えても
瞳
(
ひとみ
)
に
殘
(
のこ
)
つた、
簪
(
かんざし
)
の
蒼
(
あを
)
い
光
(
ひかり
)
は、
柔
(
やはら
)
かな
胸
(
むね
)
を
離
(
はな
)
れて
行方
(
ゆくへ
)
も
知
(
し
)
れぬ、……
其
(
そ
)
の
人
(
ひと
)
の
人魂
(
おにび
)
のやうに
見
(
み
)
えたのであつた。
浅茅生
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
おにび(人魂)の例文をもっと
(1作品)
見る
燐
(逆引き)
さらに弓矢や長い
矛
(
ほこ
)
を持ち出して追い立てると、怪鳥は青い
燐
(
おにび
)
のような眼をひからせ、大きい
翅
(
つばさ
)
をはたはたと鳴らして飛びめぐった末に、門を破って逃げ去った。
中国怪奇小説集:16 子不語(清)
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
おにび(燐)の例文をもっと
(1作品)
見る
“おにび”の意味
《名詞》
おにび【鬼火】
暗い雨夜に墓地や湿地などで空中を浮遊する青白い怪火。人魂。火の玉。あおび。陰火。幽霊火。狐火。燐火。
おにびたき。
葬式の出棺時において門口でたく火。
(出典:Wiktionary)
検索の候補
ひとだま
じんこん
たましい
きらめ
ばっ
りん
リン
ふとだま
りんか
りんくわ