“矛”の読み方と例文
読み方割合
ほこ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しかし、信長の死後、忽ち、甲信に兵を入れて、宿望の地を拡大し、二女の徳姫を北条氏直うじなおとつがせて、その小田原とはほこを収め
新書太閤記:10 第十分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
そこでタヂマモリはつる四本ほこ四本を分けて皇后樣に獻り、蔓四本矛四本を天皇の御陵のほとりに獻つて、それを捧げて叫び泣いて
一時は呆気あっけに取られたが、ほこを取り直して、この意外な狼藉者ろうぜきものを取押えて、弁慶を救い出そうという途端、仏頂寺弥助が眼を怒らして
大菩薩峠:24 流転の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)