“大矛”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
おおほこ83.3%
おおぼこ16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
気がついて、駒にとび乗り、丈八の大矛おおほこをひッさげて広場へ出てみると、そこには曹豹そうひょうに従う裏切者が呂布の軍勢と協力して、魔風の如く働いていた。
三国志:04 草莽の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
虎髯とらひげを逆立て、牡丹ぼたんの如き口を開け、丈八の大矛おおほこを真横に抱えて、近づきざま打ってかかろうとして来る容子。
三国志:03 群星の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
おめきながら割って入り、先ごろたせたばかりの丈余の蛇矛じゃぼこ——牙形きばがた大矛おおぼこを先につけた長柄を舞わして、賊将程遠志のかぶとの鉢金から馬の背骨に至るまで斬り下げた。
三国志:02 桃園の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)