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燐火
ふりがな文庫
“燐火”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
りんか
40.0%
おにび
35.0%
ひとだま
10.0%
ふとだま
5.0%
りんくわ
5.0%
フオスフオラス
5.0%
▼ 他 3 件を表示
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
りんか
(逆引き)
これは
燐火
(
りんか
)
にして物理的妖怪と申すものだが、学理を知らざるものは真に幽霊が地上より現れたごとくに思い、幽霊火と申している。
迷信と宗教
(新字新仮名)
/
井上円了
(著)
燐火(りんか)の例文をもっと
(8作品)
見る
おにび
(逆引き)
何処
(
いずく
)
よりか来りけん、
忽
(
たちま
)
ち一団の
燐火
(
おにび
)
眼前
(
めのまえ
)
に現れて、高く
揚
(
あが
)
り低く照らし、
娑々
(
ふわふわ
)
と宙を飛び行くさま、われを招くに等しければ。
こがね丸
(新字旧仮名)
/
巌谷小波
(著)
燐火(おにび)の例文をもっと
(7作品)
見る
ひとだま
(逆引き)
横浜の
新仏
(
しんぼとけ
)
が
燐火
(
ひとだま
)
にもならずに、飛んで来ている——成程、親たちの墓へ入ったんだから、不思議はありませんが、あの、
青苔
(
あおごけ
)
が蒸して、土の黒い、小さな先祖代々の石塔の影に
卵塔場の天女
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
燐火(ひとだま)の例文をもっと
(2作品)
見る
▼ すべて表示
ふとだま
(逆引き)
その
大
(
おおき
)
な腹ずらえ、——
夜
(
よ
)
がえりのものが見た目では、
大
(
でか
)
い
鮟鱇
(
あんこう
)
ほどな
燐火
(
ふとだま
)
が、ふわりふわりと鉄橋の上を渡ったいうだね、胸の火が、はい、腹へ
入
(
はい
)
って燃えたんべいな。
多神教
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
燐火(ふとだま)の例文をもっと
(1作品)
見る
りんくわ
(逆引き)
第三の幽霊 (これは
燐火
(
りんくわ
)
を飛ばせながら、愉快さうに
漂
(
ただよ
)
つて来る。)今晩は。
何
(
なん
)
だかいやにふさいでゐるぢやないか? 幽霊が
悄然
(
せうぜん
)
としてゐるなんぞは、当節がらあんまりはやらないぜ。
LOS CAPRICHOS
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
燐火(りんくわ)の例文をもっと
(1作品)
見る
フオスフオラス
(逆引き)
生
(
なま
)
な
眼色
(
めいろ
)
は
燐火
(
フオスフオラス
)
を吸ふ青びかり
太陽の子
(旧字旧仮名)
/
福士幸次郎
(著)
燐火(フオスフオラス)の例文をもっと
(1作品)
見る
“燐火”の意味
《名詞》
夜間、墓地などで空中をとぶ燐などか燃える火の玉。人魂。おにび。
(出典:Wiktionary)
燐
漢検準1級
部首:⽕
17画
火
常用漢字
小1
部首:⽕
4画
“燐”で始まる語句
燐寸
燐
燐光
燐寸箱
燐色
燐燧
燐憫
燐閃
燐枝
燐分
検索の候補
瞑照燐火
“燐火”のふりがなが多い著者
福士幸次郎
井上円了
ヴィクトル・ユゴー
泉鏡花
泉鏡太郎
上田敏
夏目漱石
吉川英治
夢野久作
芥川竜之介