“ふとだま”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
布刀玉33.3%
太玉33.3%
燐火33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ここにあめ兒屋こやねの命、布刀玉ふとだまの命、天の宇受賣の命、伊斯許理度賣いしこりどめの命、たまおやの命、并せて五伴いつともあかち加へて、天降あもらしめたまひき。
鍛人かぬち天津麻羅あまつまらぎて、伊斯許理度賣いしこりどめの命におほせて、鏡を作らしめ、玉のおやの命に科せて八尺のまが璁の五百津いほつ御統みすまるの珠を作らしめて天の兒屋こやねの命布刀玉ふとだまの命をびて
番匠の道ひらかれし手置帆負ておきほおいみこと彦狭知ひこさちみことより思兼おもいかねみこと天児屋根あまつこやねみこと太玉ふとだまみこと、木の神という句々廼馳くくのちかみまで七神祭りて、その次の清鉋きよがんなの礼も首尾よく済み、東方提頭頼吒持国天王とうほうたいとらだじごくてんおう
五重塔 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
そのおおきな腹ずらえ、——がえりのものが見た目では、でか鮟鱇あんこうほどな燐火ふとだまが、ふわりふわりと鉄橋の上を渡ったいうだね、胸の火が、はい、腹へはいって燃えたんべいな。
多神教 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)