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五百津
『大君の御楯となりし
丈夫の末はますますいや榮えたり』『整ひし
五百津の
軍いかでかも君が
御楯とならざらめやも』
鍛人天津麻羅を
求ぎて、
伊斯許理度賣の命に
科せて、鏡を作らしめ、玉の
祖の命に科せて八尺の
勾璁の
五百津の
御統の珠を作らしめて天の
兒屋の命
布刀玉の命を
召びて
左右の御手にも、みな
八尺の
勾璁の
五百津の
御統の珠
三を纏き持たして、
背には
千入の
靫四を負ひ、
平五には
五百入の
靫を附け、また
臂には
稜威の
高鞆六を取り佩ばして、
弓腹振り立てて