五百津いほつ)” の例文
『大君の御楯となりし丈夫ますらをの末はますますいや榮えたり』『整ひし五百津いほついくさいかでかも君が御楯みたてとならざらめやも』
愛国歌小観 (旧字旧仮名) / 斎藤茂吉(著)
鍛人かぬち天津麻羅あまつまらぎて、伊斯許理度賣いしこりどめの命におほせて、鏡を作らしめ、玉のおやの命に科せて八尺のまが璁の五百津いほつ御統みすまるの珠を作らしめて天の兒屋こやねの命布刀玉ふとだまの命をびて
左右の御手にも、みな八尺やさか勾璁まがたま五百津いほつ御統みすまるの珠を纏き持たして、そびらには千入ちのりゆきを負ひ、ひらには五百入いほのりゆきを附け、またただむきには稜威いづ高鞆たかともを取り佩ばして、弓腹ゆばら振り立てて
天照らす大御神の左の御髻みみづらかせる八尺やさか勾珠まがたま五百津いほつ御統みすまるの珠を乞ひ度して、ぬなとももゆらに、あめの眞名井に振り滌ぎて、さ齧みに齧みて、吹き棄つる氣吹の狹霧に成りませる神の御名は