“御楯”の読み方と例文
読み方割合
みたて100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
とはいえ、みかどの御楯みたてとここへった侍の初志を遂げた将士もないではない。それらの者は、ふみとどまった少数の手兵と共に
私本太平記:04 帝獄帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
宝字五年、光明太后の一周忌に当つてゐたので、八月に、上皇は天皇をつれて薬師寺に礼拝、押勝の婿の藤原御楯みたての邸に廻つて、酒宴があつた。
道鏡 (新字旧仮名) / 坂口安吾(著)
『大君の御楯となりし丈夫ますらをの末はますますいや榮えたり』『整ひし五百津いほついくさいかでかも君が御楯みたてとならざらめやも』
愛国歌小観 (旧字旧仮名) / 斎藤茂吉(著)