“勾”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
まがり37.5%
まが25.0%
かぎ12.5%
こう12.5%
マガリ12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
其地より幸でまして、三重の村一一に到ります時に、また詔りたまはく、「吾が足三重のまがり一二なして、いたく疲れたり」
「八尺瓊のまがれるが如く曲妙たえに御代ろしめせ」とあることは、もってこれを証して余りあるといってよい。
八坂瓊之曲玉考 (新字新仮名) / 喜田貞吉(著)
急ぎて先ず社務所に至り宿仮らん由を乞えば、袴つけたる男我らをいざないて楼上にかいに導き、幅一間余もある長々しき廊をかぎに折れて、何番とかやいう畳十ひらも敷くべき一室ひとまに入らしめたり。
知々夫紀行 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
鎖縶さしつされて逍遙城しょうようじょうれらるゝや、一日いちじつ帝の之を熟視するにあう。高煦急に立って帝の不意にで、一足いっそくのばして帝をこうし地にばいせしむ。帝おおいに怒って力士に命じ、大銅缸だいどうこうもって之をおおわしむ。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
而も繼體天皇は皇太子マガリ大兄を呼んで「朕が子麻呂古マロコ」と言うて居られる(紀)。