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勾欄
ふりがな文庫
“勾欄”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
こうらん
86.8%
てすり
10.5%
おばしま
2.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
こうらん
(逆引き)
そこは十
帖
(
じょう
)
ほどの平座敷で、上段はなく、三方に
丹塗
(
にぬり
)
の
勾欄
(
こうらん
)
のある廊をまわし、坐ったままひろい展望をたのしむことができた。
樅ノ木は残った:03 第三部
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
勾欄(こうらん)の例文をもっと
(33作品)
見る
てすり
(逆引き)
こんな
噂
(
うわさ
)
をしているが、窓の上高く、三階の
勾欄
(
てすり
)
のあたりを見上げた時、何かこの晴れ渡った白骨温泉場の空気の底に、抜け穴があって、張りきったものが
大菩薩峠:26 めいろの巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
勾欄(てすり)の例文をもっと
(4作品)
見る
おばしま
(逆引き)
項羽は無聊に堪へ兼ねて高殿の
勾欄
(
おばしま
)
から、無辺に霞む
遠近
(
おちこち
)
の景色を眺めて居た。あたゝかい小春日の日光に、窓下の
梧桐
(
きり
)
の葉末までが麗はしく輝いて見えた。
悲しき項羽
(新字旧仮名)
/
牧野信一
(著)
勾欄(おばしま)の例文をもっと
(1作品)
見る
“勾欄”の意味
《名詞》
宮殿や社寺の外廊下にある上段が反り返った欄干。高欄。
劇場。舞台。
(出典:Wiktionary)
勾
常用漢字
中学
部首:⼓
4画
欄
常用漢字
中学
部首:⽊
20画
“勾”で始まる語句
勾配
勾引
勾玉
勾当
勾
勾践
勾坂
勾璁
勾当内侍
勾珠
“勾欄”のふりがなが多い著者
中里介山
橘外男
二葉亭四迷
吉川英治
谷崎潤一郎
和辻哲郎
柳宗悦
夏目漱石
上村松園
徳田秋声