“こうらん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
勾欄45.0%
攪乱31.7%
高欄11.7%
高覧5.0%
紅蘭3.3%
好乱1.7%
鉤闌1.7%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
社の大いさ三間二面、廻廊があって勾欄こうらんが付き、床が高く上っている我等が祖先大和民族の、最古の様式の社なのである。
南蛮秘話森右近丸 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
朱塗りの雪洞ぼんぼりが、いくつも点いて、勾欄こうらんつきの縁側まで見えているが、その広い座敷に誰一人もおりません。
大菩薩峠:19 小名路の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
呂蒙はその前に、莫大な恩賞を賭けて、降人の一群を城下へまぎれ込ませ、流言を放って敵を攪乱こうらんしに出た。
三国志:10 出師の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
——同時に愚息右近は、清洲の城内にあって、内部から攪乱こうらんし、火の手をあげて、寄手に便宜を与えることに相成っておりますれば——
新書太閤記:02 第二分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
表御堂の広縁や客殿の高欄こうらんのあたりからは、それへ向って、叫ぶ風そのままな矢唸やうなりが吹いて来る。
新書太閤記:07 第七分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
遠くの高欄こうらんをちらと行く侍女やら上﨟じょうろうの美しさも、都振りそッくりを、この伊吹の山城やまじろへ移し植えたとしか思えない。
私本太平記:01 あしかが帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
テイラー博士「実は本日ここへ試作のテイクロトロンを持参して、諸君の高覧こうらんきょうしたいと思っていたところ、出掛けるときまでに間に合わなかった」
諜報中継局 (新字新仮名) / 海野十三(著)
「二隊、張郃ちょうこう、三、徐晃じょこう。四、于禁うきん。五、高覧こうらん
三国志:06 孔明の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
文鳳ぶんぽう細香さいこう采蘋さいひん紅蘭こうらん——等、数えきたってみると古来、日本の国では五本の指を折るほども無いらしい。
大菩薩峠:34 白雲の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
これが若い時は閨秀けいしゅう詩人で鳴らした紅蘭こうらん女史であった。
田崎草雲とその子 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
——ご辺が遺孤を守る忠節は、これを諒とし、これを賞めるにやぶさかでないが、依然、武力を行使し、侵略を事とし、魏を攻めんなどとする志を持つに至っては、まさに、救うべからざる好乱こうらんの賊子、蜀のぞくくらって蜀を亡ぼす者でなくてなんぞ。——それ古人もいっている。天ニ従ウ者ハサカンニシテ、天ニサカラウ者ハ亡ブ——と。
三国志:11 五丈原の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
ええ、何んでも此処ここは、けら鉤闌こうらんの下に月に鳴く、文帝ぶんていちょうせられた甄夫人けんふじんが、のちにおとろえて幽閉されたと言うので、鎖阿甄あけんをとざす
春昼 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)