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おばしま
ふりがな文庫
“おばしま”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句
割合
欄干
50.0%
欄
34.6%
木欄
11.5%
勾欄
3.8%
▼ 他 1 件を表示
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
欄干
(逆引き)
私はいつか千代子と行き会ったかの橋の
欄干
(
おばしま
)
に
倚
(
よ
)
って、冬枯れの
曠野
(
ひろの
)
にションボリと
孤独
(
ひとりみ
)
の
寂寥
(
さみしさ
)
を心ゆくまでに味わうことも幾たびかであった。
駅夫日記
(新字新仮名)
/
白柳秀湖
(著)
おばしま(欄干)の例文をもっと
(13作品)
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欄
(逆引き)
上野は
東叡山
(
とうえいざん
)
三十六坊といわれている。ふかい木々と夜霧のあなたに、中堂の廻廊の灯や、
文珠堂
(
もんじゅどう
)
の
欄
(
おばしま
)
などがかすかに見える。
大岡越前
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
おばしま(欄)の例文をもっと
(9作品)
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木欄
(逆引き)
樓上の
木欄
(
おばしま
)
に干したる敷布、
襦袢
(
はだぎ
)
などまだ取入れぬ人家、頬髭長き
猶太
(
ユダヤ
)
教徒の翁が戸前に佇みたる居酒屋、一つの
梯
(
はしご
)
は直ちに
樓
(
たかどの
)
に達し、他の梯は
窖
(
あなぐら
)
住まひの鍛冶が家に通じたる貸家などに向ひて
舞姫
(旧字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
おばしま(木欄)の例文をもっと
(3作品)
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勾欄
(逆引き)
項羽は無聊に堪へ兼ねて高殿の
勾欄
(
おばしま
)
から、無辺に霞む
遠近
(
おちこち
)
の景色を眺めて居た。あたゝかい小春日の日光に、窓下の
梧桐
(
きり
)
の葉末までが麗はしく輝いて見えた。
悲しき項羽
(新字旧仮名)
/
牧野信一
(著)
おばしま(勾欄)の例文をもっと
(1作品)
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