“欄:おばしま” の例文
“欄:おばしま”を含む作品の著者(上位)作品数
吉川英治5
橘外男1
ハンス・クリスチャン・アンデルセン1
夏目漱石1
“欄:おばしま”を含む作品のジャンル比率
文学 > ドイツ文学 > その他のゲルマン文学14.3%
文学 > 日本文学 > 小説 物語0.2%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
春院しゅんいんいたずらにけて、花影かえいおばしまにたけなわなるを、遅日ちじつ早く尽きんとする風情ふぜいと見て
虞美人草 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
おばしまの下をのぞくと、水は青く、橋杭はしぐいの根をめぐって、白い水鳥が、花をいたように游んでいた。
新書太閤記:07 第七分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
姫は面をさと赤めて一足退きしが、忽ち心を取直したる如く、又手をおばしまにかけて、聲高く。
上野は東叡山とうえいざん三十六坊といわれている。ふかい木々と夜霧のあなたに、中堂の廻廊の灯や、文珠堂もんじゅどうおばしまなどがかすかに見える。
大岡越前 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
細きおばしまをば、こゝに野生したる蘆薈ろくわいの、太く堅き葉にて援けたり。
両側におばしまを立てた美しい遊歩道がうねうねと曲折しながら続いているのです。
ウニデス潮流の彼方 (新字新仮名) / 橘外男(著)
あの大橋のおばしまで、武蔵の胸に顔を押しあてて泣いていたきれいな娘。
宮本武蔵:05 風の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
彼は、そう叱咤すると、臣下の得物を引っくって、獅子のように廻廊を走った。彼方のおばしまに手をかけて、登ろうとした敵の一武者を見、その真っ向へ一撃を下したのである。
新書太閤記:07 第七分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「それで、余の船出も心安い。何かのことども、江戸表へ立ち廻った節上屋敷かみやしきの重役どもに、計ろうて貰うがよい」と座を立って、三位卿と共に船楼ふなろうおばしまに立つ阿波守。
鳴門秘帖:01 上方の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
あのふたりが五条のおばしまで人目もなく並んでいたのを遠くから見たせつな、お通は、足がふるえてしまった。あやうく、めまいがして倒れかけたので、牛車の蔭にかがみ込んでしまったのである。
宮本武蔵:04 火の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)