“空音”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
そらね80.0%
くうおん20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
春院(しゅんいん)いたずらに更(ふ)けて、花影(かえい)欄(おばしま)にたけなわなるを、遅日(ちじつ)早く尽きんとする風情(ふぜい)と見て、琴(こと)を抱(いだ)いて恨(うら)み顔なるは、嫁ぎ後(おく)れたる世の常の女の習(ならい)なるに、麈尾(ほっす)に払う折々の空音(そらね)に
虞美人草 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
耳の底に追ひ切れない彼の車のごろごろと鳴る轍の空音(そらね)を感ずるばかりだつた。
何か、ありえぬ空音(くうおん)のように聞えたのである。
私本太平記:01 あしかが帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)