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不実
ふりがな文庫
“不実”の読み方と例文
旧字:
不實
読み方
割合
ふじつ
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ふじつ
(逆引き)
けれども相当の地位を
有
(
も
)
つてゐる人の
不実
(
ふじつ
)
と、
零落
(
れいらく
)
の極に達した人の親切とは、結果に於て
大
(
たい
)
した差違はないと今更ながら思はれた。
それから
(新字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
『命せえあればまたどんな事でもできらア。銭がねえならかせぐのよ、
情人
(
いろ
)
が
不実
(
ふじつ
)
なら別な
情人
(
いろ
)
を目つけるのよ。命がなくなりゃア種なしだ。』
郊外
(新字新仮名)
/
国木田独歩
(著)
「お察し申しますよ」と、年増はすこし
阿諛
(
おもね
)
るようにしみじみ言った。「向柳原はほんとうにどうしたんでしょう。まったく
不実
(
ふじつ
)
ですね。そんな義理じゃないでしょうが……」
両国の秋
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
不実(ふじつ)の例文をもっと
(5作品)
見る
“不実”の意味
《名詞》
誠実でないこと。
事実でないこと。
(出典:Wiktionary)
不
常用漢字
小4
部首:⼀
4画
実
常用漢字
小3
部首:⼧
8画
“不実”の類義語
虚
虚言
詐偽
空音
“不実”で始まる語句
不実柿
検索の候補
不実柿
不確実
不真実
不調実
“不実”のふりがなが多い著者
内村鑑三
国木田独歩
夏目漱石
岡本綺堂