“ふじつ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
不日60.0%
不実25.0%
不實10.0%
藤津5.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「袁術か。あれはもう生きている英雄ではあるまい。塚の中の白骨だ。不日ふじつ、この曹操がかならず生捕ってみせる」
三国志:05 臣道の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
『命せえあればまたどんな事でもできらア。銭がねえならかせぐのよ、情人いろ不実ふじつなら別な情人いろを目つけるのよ。命がなくなりゃア種なしだ。』
郊外 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
不實ふじつことはずとはやつて先方さきれほどつてるかれはせぬぞ、とらぬことなれば佛性ほとけしやう旦那だんなどのつるに、こゝろおにやおのづとおもぼてりして、むねには動悸どうきなみたかゝり。
うらむらさき (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
そのうちで大よそわかるのは、佐賀県藤津ふじつ郡でトテッポッポという名などで、ちょっと鳩のことのようにもきこえるが、伊予の周桑地方でケケコウロウともいい、この方は一名ニワトリ草ともいうから