“佛性”の読み方と例文
新字:仏性
読み方割合
ほとけしやう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「さうだらう、こんな生物を可愛がる人は、矢張り佛性ほとけしやうなんだよ。ところで、八、お前は此處で見張つて居てくれ、俺はちよつと隣の部屋へ行つて來るから」
不實ふじつことはずとはやつて先方さきれほどつてるかれはせぬぞ、とらぬことなれば佛性ほとけしやう旦那だんなどのつるに、こゝろおにやおのづとおもぼてりして、むねには動悸どうきなみたかゝり。
うらむらさき (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
「それ旦那があんなに仰しやるぢやないか。鬼になるのは私のやうな佛性ほとけしやうの者に限るとよ」