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『うらむらさき』
ふりがな文庫
『
うらむらさき
(
)
』
夕暮の店先に郵便脚夫が投込んで行きし女文字の書状一通、炬燵の間の洋燈のかげに讀んで、くる/\と帶の間へ卷收むれば起居に心の配られて物案じなる事一通りならず、おのづと色に見えて、結構人の旦那どの、何うぞしたかとお問ひのかゝるに、いえ、格別の事 …
著者
樋口一葉
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
初出
「新文壇 二號」1896(明治29)年2月5日
文字種別
旧字旧仮名
読書目安時間
約6分(500文字/分)
朗読目安時間
約9分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
紛紜
(
もめ
)
直
(
なほ
)
冷
(
ひやゝ
)
懸
(
かく
)
故
(
せゐ
)
可愛
(
かはゆ
)
下
(
おろ
)
仰
(
おつ
)
一時
(
いつとき
)
書状
(
ふみ
)
美
(
うつ
)
行
(
ゆき
)
上
(
うへ
)
三方
(
さんばう
)
雪
(
すゝ
)
寧
(
いつそ
)
出
(
いだ
)
前
(
まへ
)
此方
(
こち
)
柔
(
やはら
)
一通
(
いつゝう
)
間
(
あひだ
)
通
(
とほ
)
女
(
をんな
)
引合
(
ひきあ
)
良人
(
うち
)
面
(
おも
)
笑
(
ゑ
)
四方
(
しはう
)
法
(
はふ
)
道理
(
だうり
)
路傍
(
ろばう
)
事
(
ごと
)
起
(
おこ
)
誰
(
た
)
互
(
たが
)
交際
(
つきあひ
)
許
(
ゆる
)
計較
(
たくみ
)
定
(
さだ
)
今日
(
けふ
)
寒
(
さぶ
)
仲町
(
なかまち
)
何
(
なに
)
居
(
ゐ
)
自
(
みづか
)
彼
(
あ
)
來
(
こ
)
例
(
いつも
)
心
(
こゝろ
)
纒
(
まつ
)
急
(
いそ
)
私
(
わし
)
指
(
ゆび
)
振
(
ふり
)
焙
(
あた
)
商人
(
あきうど
)
有
(
あり
)
同胞
(
きやうだい
)
一通
(
ひととほ
)
姉
(
あね
)
娘
(
むすめ
)
宜
(
よ
)
後
(
のち
)
心地
(
こゝち
)
怜悧
(
りこう
)
性分
(
しやうぶん
)
態
(
わざ
)
鳥渡
(
ちよつと
)
押
(
おさ
)
放埒
(
はうらつ
)
高笑
(
たかわら
)
文面
(
ふみ
)
是
(
こ
)
暇
(
ひま
)
暗黒
(
くらやみ
)
曲
(
まが
)
着
(
き
)
重
(
かさ
)
返
(
かへ
)
起居
(
たちゐ
)
角
(
かど
)
行火
(
あんくわ
)
露
(
つゆ
)
行
(
い
)
藏
(
くら
)
良人
(
をつと
)
腹
(
はら
)
脊
(
せい
)
耳
(
みゝ
)
結句
(
けつく
)
頭巾
(
づきん
)
精
(
せい
)
立
(
たち
)
横町
(
よこちやう
)
此樣
(
このやう
)
此方
(
こなた
)
欺
(
だま
)
本望
(
ほんまう
)
有
(
あ
)