“計較”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
たばか40.0%
くらべみ20.0%
たくみ20.0%
はか20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「君公庁おおやけに召され給うと聞きしより、かねてあわれをかけつる隣のおきなをかたらい、とみに野らなる宿やどのさまをこしらえ、我をとらんずときに鳴神なるかみ響かせしは、まろやが計較たばかりつるなり」
蛇性の婬 :雷峰怪蹟 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
かれこれと計較くらべみる内、惜しきは姿、東方明けなんとすると、一同たちまち消え失せた。
あのやうな良人をつとなに不足ふそくつるぎ刃渡はわたりするやうな危險あぶな計較たくみをするのやら、可愛かあいさうにあのひと仲町なかまちねえさんまでを引合ひきあひにして三方さんばう四方しはううそかためて、此足このあしはまあ何處どこ
うらむらさき (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
なほ計較はかりなん。三六九小松原の三七〇道成寺に、三七一法海和尚ほふかいをしやうとて貴きいのりの師おはす。