“不足”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ふそく93.3%
たらず3.3%
たらざる3.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
學生がくせい平日いつもよりはかず不足ふそくであつた。不審ふしんことには、自分じぶんより三四さんよまへかへつてゐるべきはず安井やすゐかほさへ何處どこにもえなかつた。
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
二人共、この春徴兵検査を受けたのだが、五尺不足たらずの山内はが目にも十七八にしか見えない。それでゐて何処か挙動ものごしが老人染みてもゐる。
鳥影 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
事定りてのち寺に於て稽古けいこをはじむ、わざじゆくしてのち初日をさだめ、衣裳いしやうかつらのるゐは是をかすを一ツのなりはひとするものありてもの不足たらざるなし。