“髢”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かもじ75.8%
かつら12.1%
たぼ9.1%
カモジ3.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
かもじや細紐を障子の外へ掛けたところで、前々からの関係を知らない人達には、何のことやら解らなかったのも無理のないことでした。
事定りてのち寺に於て稽古けいこをはじむ、わざじゆくしてのち初日をさだめ、衣裳いしやうかつらのるゐは是をかすを一ツのなりはひとするものありてもの不足たらざるなし。
九蔵の由兵衛を「奴頭ながらたぼの出て居るちよんまげなり」とて難ぜしは通なことなり。
両座の「山門」評 (新字旧仮名) / 三木竹二(著)
カモジは、神々の貌をかたどつたから、称するのだといふが、かつらの「か」を取つてか文字と言うたのが、ほんとうであらう。倭名鈔にかつら・すへとある。
はちまきの話 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)