たぼ)” の例文
九蔵の由兵衛を「奴頭ながらたぼの出て居るちよんまげなり」とて難ぜしは通なことなり。
両座の「山門」評 (新字旧仮名) / 三木竹二(著)
あがぐち電信でんしんはしらたてに、かたくねつて、洋傘かうもりはしらすがつて、うなじをしなやかに、やはらかなたぼおとして、……おび模樣もやうさつく……羽織はおりこしたわめながら、せはしさうに、ぢつのぞいたが
艶書 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
たぼに手を触る。
婦系図 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)