“計謀”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
けいぼう50.0%
たくらみ25.0%
はかりごと25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
天王山、山崎などで、彼の名は、羽柴軍のうちでも断然重きをなして来たが、なおまだ帷幕いばくにかくれて計謀けいぼうに参ずるよりは、陣頭の勇将であった。
新書太閤記:08 第八分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
ですから、御覧のとおりの開けっ放しで、勿論陥穽わな計謀たくらみもありっこないのです。
黒死館殺人事件 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
其間に氏郷は印籠いんろうから「西大寺」(宝心丹をいう)を取出して、其水で服用し、彼に計謀はかりごとあれば我にも防備そなえあり、案ずるな、者共、ハハハハハハ、と大きく笑って後を向くと
蒲生氏郷 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)