“けいぼう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
閨房71.4%
形貌7.1%
計謀7.1%
京房3.6%
荊莽3.6%
警棒3.6%
閏房3.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
孔子は女子と小人とは養い難しといっているが、ひそかに思うに、孔子は閨房けいぼうに於て、あるいはその夫人に大いに苦しめられたものではあるまいか。
現代の婦人に告ぐ (新字新仮名) / 大隈重信(著)
ああ、まこと、憤怒は、愛慾の至高の形貌けいぼうにして、云々。
二十世紀旗手 (新字新仮名) / 太宰治(著)
((孫子))(三二)輜車ししやうちり、して計謀けいぼうす。田忌でんきへいいててうかんとほつす。孫子そんしいは
私の占いは擲銭卜てきせんぼくと云います。擲銭卜は昔かん京房けいぼうが、始めてぜいに代えて行ったとある。
奇怪な再会 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
そのあわたゞしくはしり去りしさまは我心魂を奪ひ、われは身邊の柱楹ちゆうえい草木悉く旋轉せんてんするを覺えて、何故ともなく馳せ出し、荊莽けいぼうの上を踏みしだきつゝしづかに歩める人々を追ひ越し行きぬ。
「ほんとに透明人間とうめいにんげんらしいな。警棒けいぼうをもってくればよかった」
彼の顔や姿や声音こわねなどが、どの様に源三郎に生写いきうつしであろうとも、それで以って、源三郎昵懇じっこんの人々をあざむきおおせようとも、舞台の衣裳を脱ぎ捨てて扮装を解いた閏房けいぼういて、赤裸々せきららの彼の姿を
パノラマ島綺譚 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)