“けいぼう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
閨房70.8%
形貌8.3%
京房4.2%
荊莽4.2%
計謀4.2%
警棒4.2%
閏房4.2%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
故人は彼自身も云っている通り、去年までは私との閨房けいぼう生活のことは努めて日記に附けないようにしていた。
(新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
それはまさしく閨房けいぼうであった。ぎぬで幾部屋かに仕切ってあった。どの部屋にも裸体像があった。いずれも男女の像であった。
八ヶ嶽の魔神 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
ああ、まこと、憤怒は、愛慾の至高の形貌けいぼうにして、云々。
二十世紀旗手 (新字新仮名) / 太宰治(著)
この鼎は実は貴家から出たのでござりまする。かつて貴堂において貴鼎を拝見しました時、拙者はその大小軽重形貌けいぼう精神、一切を挙げて拙者の胸中に了〻りょうりょうと会得しました。
骨董 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
「私の占いは擲銭卜てきせんぼくと云います。擲銭卜は昔かん京房けいぼうが、始めてぜいに代えて行ったとある。御承知でもあろうが、筮と云う物は、一爻いっこうに三変の次第があり、一卦いっけに十八変の法があるから、容易に吉凶を判じ難い。そこはこの擲銭卜の長所でな、……」
奇怪な再会 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
その叫びし聲は我骨髓に徹し、そのあわたゞしくはしり去りしさまは我心魂を奪ひ、われは身邊の柱楹ちゆうえい草木悉く旋轉せんてんするを覺えて、何故ともなく馳せ出し、荊莽けいぼうの上を踏みしだきつゝしづかに歩める人々を追ひ越し行きぬ。
堀久太郎秀政は、この年、ちょうど三十歳である。天王山、山崎などで、彼の名は、羽柴軍のうちでも断然重きをなして来たが、なおまだ帷幕いばくにかくれて計謀けいぼうに参ずるよりは、陣頭の勇将であった。
新書太閤記:08 第八分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「ほんとに透明人間とうめいにんげんらしいな。警棒けいぼうをもってくればよかった」
舞台の衣裳を脱ぎ捨てて扮装を解いた閏房けいぼういて、赤裸々せきららの彼の姿を、亡き源三郎の妻の前にさらすのは、どう考え直しても
パノラマ島綺譚 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)