“謀計”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
はかりごと50.0%
ぼうけい23.1%
たくみ19.2%
はかり3.8%
たくらみ3.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
彼等はどうして我々の謀計はかりごとぎ出したろう。どうして私の成功した事を知ったのだろう。そして一体私はどうしたら好いのだろう。
急行十三時間 (新字新仮名) / 甲賀三郎(著)
相觸あひふれらる此度は玄關迄伊豆守殿初め御役人殘らず見送りなればいとゞ威光ゐくわう彌増いやましたり是にて愈々いよ/\謀計ぼうけい成就じやうじゆせりと一同安堵あんどの思ひを
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
しやしつゝお光は泣顏なきがほ隱し井戸端へ行き釣上つりあぐ竿さをを直なる身の上も白精しらげよねと事變り腹いと黒き其人が堀拔ほりぬき井戸のそこふか謀計たくみに掛り無實の汚名をめい
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
取り里を惣内妻に致し其後下伊呂村にて石川安五郎つまならび馬士まご松五郎を切殺し惣内夫婦を密かに立退せ同人夫婦切害せつがいあひし趣きに訴へ出九助を罪におとさんと謀計はかり上をいつはりし始末しまつ公儀を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
が、——俺が一二日のうちに行く——と聞くと、その謀計たくらみがばれるのが怖さに、あわてて、取って置きの仕事に取りかかった——。