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謀計
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ぼうけい
ふりがな文庫
“
謀計
(
ぼうけい
)” の例文
相觸
(
あひふれ
)
らる此度は玄關迄伊豆守殿初め御役人殘らず見送りなればいとゞ
威光
(
ゐくわう
)
は
彌増
(
いやまし
)
たり是にて
愈々
(
いよ/\
)
謀計
(
ぼうけい
)
成就
(
じやうじゆ
)
せりと一同
安堵
(
あんど
)
の思ひを
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
自分の今行はうとする
謀計
(
ぼうけい
)
に対する罪悪の意識が、ちらと頭に浮んだのである。併しそれはすぐ消えた。それより大きな感情上の勇気と好奇心とがそれを圧倒したのである。
父の死
(新字旧仮名)
/
久米正雄
(著)
すりかえの
謀計
(
ぼうけい
)
である。君の鋳物などは最後は
水桶
(
みずおけ
)
の中で型の
泥
(
どろ
)
を割って像を出すのである。準備さえ水桶の中に致しておけば、容易に
至難
(
しなん
)
の作品でも現わすことが出来る。
鵞鳥
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
ロセツが
彼
(
か
)
の
横須賀造船所
(
よこすかぞうせんじょ
)
設立の
計画
(
けいかく
)
に
関係
(
かんけい
)
したるがごとき、その
謀計
(
ぼうけい
)
頗
(
すこぶ
)
る
奇
(
き
)
なる者あり。
瘠我慢の説:04 瘠我慢の説に対する評論について
(新字新仮名)
/
石河幹明
(著)
嬲
(
なぶ
)
り
殺
(
ごろし
)
にして遣ろうという
謀計
(
ぼうけい
)
が胸に浮んだから、今夜
空泣
(
そらなき
)
して改心の
体
(
てい
)
を見せたのだが
流石
(
さすが
)
は町人、智慧は足りねえ、そんなら行って見届けてやろうと高慢振って
吐
(
ぬか
)
したが
松の操美人の生埋:02 侠骨今に馨く賊胆猶お腥し
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
▼ もっと見る
掏摸
(
すり
)
とまちがわれて追っかけられ、ようよう櫛まきお藤の家へ飛びこんでほっと安心——するまもなくその旅装から左膳との
謀計
(
ぼうけい
)
を疑われて、お藤の
嬌媚
(
きょうび
)
で骨抜きの捕虜にされてしまった形。
丹下左膳:01 乾雲坤竜の巻
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
其方儀
(
そのはうぎ
)
天一坊へ
一味
(
いちみ
)
致し
謀計
(
ぼうけい
)
虚言
(
きよげん
)
を以て百姓町人を
欺
(
あざむ
)
き金銀を掠取り衣食住に
侈奢
(
おごり
)
身の程をも
辨
(
わきま
)
へず上を
蔑
(
ないが
)
しろに致たる段重々不屆に付死罪申付る
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
御家來
(
ごけらい
)
と
成
(
なさ
)
れなば
何
(
いか
)
なる
謀計
(
ぼうけい
)
も成就せん事疑ひなしと
稱譽
(
しようよ
)
して
薦
(
すゝめ
)
ければ天一坊は大に
悦喜
(
えつき
)
し左樣の
軍師
(
ぐんし
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
謀
常用漢字
中学
部首:⾔
16画
計
常用漢字
小2
部首:⾔
9画
“謀”で始まる語句
謀
謀叛
謀反
謀叛人
謀反人
謀叛気
謀事
謀略
謀判
謀殺